「バードウォッチング」と聞くと、静かな森の中や、装備を整えて遠方まで出かけないと出来ないと思っていませんか?でも、ふだん気づいていないだけで、鳥は私たちにとって身近な生き物。実は、ちょっと立ち止まって耳を済ましてみるだけで、あちこちからさえずりが聞こえてくるもの。鳥たちは姿も小さいうえ、木にとまっていたり茂みに隠れていたりすることが多いので、注意深く観察する必要はありますが、見つけること自体はそんなに難しくありません。勿論、中間市内もそれは同じ。鳥たちのいそうなポイントを知るだけで、いつでもバードウォッチングが楽しめます。
メジロ:梅安天満宮
中間市はとくに遠賀川をはじめ、垣生公園など自然が多く残されているので、そういった場所に出かけてみるだけで、案外いろいろな野鳥たちと出会えます。朝早い時間に遠賀川の河川敷を歩けば、いろんな水鳥達を目にする事もできますし、中ノ島の周辺ではカワセミなど、ちょっと変わった野鳥を目撃する機会も。 ※カワセミは川辺の突き出た枝から小魚を狙っている姿を良く見かけます。それぞれがお気に入りの止まり木をもっていて、いつも決まった枝にとまっているので、一度見つけると、何度でも目にする事ができます。
コゲラ:垣生公園
ツグミ:中ノ島
ジョウビタキ(オス):垣生公園
野鳥たちは綺麗な水辺がある場所。そして緑が豊富な場所を好みます。 中間市は、市の中心を遠賀川がながれていて、中ノ島の湿地は多くの野鳥、水鳥たちの棲家になっていますし、 市内にいくつもある神社仏閣、そして垣生公園をはじめとする豊かな自然環境も、中間市で多くの野鳥たちと出会える理由です。
バードウォッチングの楽しさは、カメラで撮影するだけではありません。双眼鏡で探して観察する楽しみ方もあれば、ICレコーダーでさえずりを録音する楽しみもあります。双眼鏡と図鑑を手に近くの公園を歩くだけでも、今まで知らなかった鳥がどんどん発見できるので、観察だけでも楽しめます。
※最近の高倍率のコンパクトデジカメなら、プロのような一眼レフカメラと大きな望遠レンズがなくてもバードウォッチングと撮影が楽しめたりします。
鳥たちは、種類によって警戒心の度合いがバラバラです。近づかれて嫌だな、という距離を超えると、その鳥はパッと飛んでしまうでしょう。観察する際には、鳥たちにあまり近づき過ぎないようにしつつ、近づくときには少しずつ進んでください。素速い動きや大きな動きは禁物です。同じ鳥をしつように追いかけたり、同じ場所で長時間狙うことはできるだけ避けるようにしましょう。また、巣をみつけても近づいてはいけませんし、撮影のために餌付けするのも、生態系を崩すことに繋がるので決して行ってはいけません。
キンクロハジロ:笹尾川
シロハラ:垣生公園
ソウシチョウ:垣生公園
シジュウカラ:垣生公園
アヒル,マガモ:垣生公園
シメ:垣生公園
イカル:垣生公園
ミヤマホオジロ:垣生公園